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冨田勲さん死去・シンセサイザーの第一人者 [訃報]

冨田勲さんが5月5日に死去されました。死因は慢性心不全だったそうです。

冨田勲.jpg
http://www.asahi.com/articles/ASJ58019HJ57UCLV00T....より引用

◎ 巨匠、逝く

作曲家で編曲家、シンセサイザー奏者の冨田勲さんが5月5日午後2時51分、東京都立広尾病院でお亡くなりになられました。
84歳でした。

日本コロムビアによりますと、冨田勲さんは同日お昼ごろ自宅で倒れられ、搬送先の病院で家族に看取られながら息を引き取られたということです。
死因は慢性心不全だったそうです。
葬儀は5月7日・8日に近親者のみで執り行われ、後日、お別れの会が開催される予定だと言うことです。

また、冨田勲さんのご長男で慶応義塾大学教授の冨田勝さんのコメントによりますと、冨田勲さんは普段から低血圧で立ちくらみのように意識が一時的に飛ぶことがよくあったそうです。

「今回倒れた時も、徐々に意識が薄れていったと思われますので、本人はまた意識が戻るつもりでいたと思います」と無くなる直前の様子を振り返っておられました。


◎ 作曲編曲家・冨田勲

冨田勲さんは1932(昭和7年)年、東京府(現東京都杉並区)に生まれる。
慶応義塾大学在学中からNHKの音楽番組の仕事を始め、作曲活動に入られます。

大学卒業後に本格的にプロの音楽家として活動を始め、NHKのテレビ番組「新日本紀行」、「きょうの料理」などのテーマ音楽の作曲を手がけられ、NHK大河ドラマでは

● 1963年:第1作 「花の生涯」
● 1969年:第7作 「天と地と」
● 1972年:第10作 「新・平家物語」
● 1974年:第12作 「勝海舟」
● 1983年:第21作 「徳川家康」

と、大河ドラマでは池辺晋一郎さんと並ぶ、現在最多の5作品の音楽の作曲を担当されました。

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民法のテレビ番組では、手塚治虫作品の「ジャングル大帝」や「リボンの騎士」、特撮ものでは「キャプテン・ウルトラ」とか「マイティジャック」など50代以上の方にとっては涙モノのタイトルが並ぶなど、冨田勲さんが手がけられたテレビドラマの音楽は、アニメ、人形劇、特撮等の子供向けから現代劇、時代劇に至るまで、ちょっとやそっとじゃ挙げきれないほどの数です。

その他、ラジオ番組、ドキュメンタリー、映画から舞台、歌謡曲から童謡、CMの果てまで・・・もう、ありとあらゆる分野で「えっ?!あの曲もそうなの?」「この曲もそうだったんだ?!」と、名前を挙げればきりがないほど数多くの耳馴染みの作品を残されておられます。

私の好みで、動画を2本ばかし貼り付けておきます。


新日本紀行 BGM用


ジャングル大帝(1965)

近年では、2012年にバーチャルシンガーの「初音ミク」をソリストに組み込んだ「イーハトーヴ交響曲」を発表し、国内外で上演を重ね話題になっていました。
また、死去される直前まで、今年11月に上演予定の新作「ドクター・コッペリウス」の創作活動を行っていたということです。
ご高齢になられても、創作意欲満々の冨田勲さんだったんですね。

冨田勲初音ミク.jpg
※http://jin115.com/archives/52130288.htmlより引用


◎ シンセサイザー奏者・冨田勲

冨田勲さんは1971年秋ごろ、モジュラー式のムーグ・シンセサイザーのムーグⅢ-Pを日本で初めて個人輸入されたといいますから、驚きです。

MOOG III-P.jpeg
※http://www.vintagesynth.com/moog/modular.phpより引用

試行錯誤しながら電子音による管弦楽曲の再現を目指し、1974年にシンセサイザー音楽作品としてのデビューアルバム「月の光」をリリース、その後も「展覧会の絵」、「惑星」などのオーケストラ作品をシンセサイザーで演奏したアルバムを発表し、日本人で初めて米グラミー賞にノミネートされるなど、世界的な評価を受けていました。

作曲編曲家で有名な冨田勲さんですが、私が初めて「冨田勲」の名前を意識したのはシンセサイザー奏者としてでした。
中学時代に音楽好きの先生から勧められ、貸して頂いたのが「展覧会の絵」のLPレコードでした。
それから一時は、シンセサイザー音楽の虜になってしまい、「宇宙幻想」くらいまではよく聴いておりましたねぇ。

冨田勲2.jpg
※http://tower.jp/article/series/2012/11/15/tomitaより引用

色々な分野で様々な方がたに影響を与えこられた冨田勲さんですが、今回、私自身色々調べてみて今更ながら冨田勲さんが残してこられた作品の多さに驚いております。
数多くのイベント等にも携わってこられ、冨田勲さんが残された業績は本当に偉大なものといえるでしょう。

冨田勲さんの頭の中には、きっとまだまだたくさんのアイデアが詰まっていらっしゃったでしょうに、本当に残念でなりません。

冨田勲さんの偉業の数々に敬意を表し、謹んでご冥福をお祈りいたします。
たくさんの素晴らしい音楽をありがとうございました。
どうぞ、安らかにお休み下さい。合掌・・・
タグ:冨田勲
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